A New Good Solution for Your Life

メディカル・リーフは、医療大麻の正確な知識をお届けすることで、パーキンソン病、てんかん、ガン、疼痛、糖尿病、多発性硬化症などの慢性疾患に苦しむ人々の“生活の質”の改善に寄り添うメディアです。


Contact


医療大麻の治療
医療ツーリズム

医療大麻のTHCとCBD
その違いとは?

パーキンソン病
具体的な治療法について

RECENT POST

Dr’s Voice

ひっきー先生の部屋
Categories

ひっきー先生より、読者の皆さんへのメッセージが配信されていきます。 今回は、最近お越しになった患者さんの声をご紹介申し上げます。 患者さんのご症状; 数年前のレーシック手術の後遺症にて、 眼精疲労・眼痛・頭痛・光過敏に悩まされる ご症状緩和に関するレポート; ・摂取量とタイミング経過報告レポート 2024.03.21 ・接種量とタイミング 寝る前に、THCオイル1-2滴、CBD茶マグカップ2杯 ・接種前後で感じられた効果(接種前の痛みや不快感を100とする) 眼痛 :接種前100→接種後5~10 眼精疲労 :接種前100→接種後5~10 頭痛 :接種前100→接種後5~10 光過敏     :接種前100→接種後30 初日から、摂取して直ぐ上記の効果が実感できました。 今のところは、症状がぶり返すことなく、ほぼ痛みや不快感なくすごせております。 ・感じた副作用、デメリット 日中、気怠さ眠気が少々のこる。 夕方あたりから気分が落ち込む。 対策として、柑橘系のジュースを飲んだり、運動したりシャワーを浴びることで回復しました。 二日酔いを晴らす要領でやればいいのかなと思いました。 総合的に見て大変満足です。最初は気分の落ち込みがきつかったですが、徐々に薄れていきました。 寝る前に、THCオイル1-2滴、CBD茶マグカップ2杯 ・摂取前後で感じられた効果(摂取前の痛みや不快感を100とする) 眼痛 :前100→後5~10 眼精疲労 :前100→後5~10 頭痛 :前100→後5~10 光過敏 :前100→後30 初日から、摂取して直ぐ上記の効果が実感できました。 今のところは、症状がぶり返すことなく、ほぼ痛みや不快感なくすごせております。 ・感じた副作用、デメリット 日中、気怠さ眠気が少々のこる。 夕方あたりから気分が落ち込む。 対策として、柑橘系のジュースを飲んだり、運動したりシャワーを浴びることで回復しました。 二日酔いを晴らす要領でやればいいのかなと思いました。 総合的に見て大変満足です。最初は気分の落ち込みがきつかったですが、徐々に薄れていきました。[…]

薬剤師によるパーキンソン病の新薬まとめ2020年版
Categories

パーキンソン病の新薬が増えている パーキンソン病の新薬が続々と開発されてきているのをご存知ですか? パーキンソン病は50〜65歳頃から発症することが多く、高齢になればなるほど発症確率は上がってきます。症状としては手足の震えや筋肉のこわばりなど運動機能に障害が出てきて身体が思うように動かなくなる病気です。放っておくと歩くこともできなくなり、食べ物を飲み込むことも難しくなるので健康寿命を大きく損なってしまいます。 高齢社会を迎える日本では、パーキンソン病治療薬の需要がこれまで以上に増えてくると予想されます。医薬品の世界では研究・開発が進められ、常に進化を続けています。パーキンソン病の治療薬も例外ではなく、近年では様々な治療薬が発売されてきました。 たとえば、2019年9月20日に発売されたハルロピテープは、パーキンソン病が進行して食べ物を飲み込むことが難しくなった患者にも使える貼り薬になっています。パーキンソン病治療薬の貼り薬はニュープロパッチという薬剤しかなかったため、治療薬の選択肢増えることになりました。 新薬で表れてしまうかもしれない副作用について 胃腸症状 眠気 立ちくらみ 幻覚 ドパミン調節異常症候群 ジスキネジア パーキンソン病治療薬は脳に作用することから眠気や立ちくらみ、幻覚などの中枢神経に関係する副作用が多く出ることがあります。胃腸症状は脳とは関係がないように見えますが、食欲を司る部分や腸を動かす部分にも作用するために起る副作用になります。 ドパミン調節異常症候群やジスキネジアは聞き慣れない言葉でありますが、パーキンソン病治療薬に特徴的な副作用と言えます。 ジスキネジアは手足が自分の意思とは反して動いてしまう症状になります。持っていてものを無意識に投げてしまうということも起きてしまいます。 ドパミン調節異常症候群は、ドパミンが異常に放出されるためにギャンブルに依存してしまったり、性欲が異常に亢進する、むちゃ食い、買いあさりなど自分の衝動を抑えることができなくなってしまう症状です。 事情を知らない方がみると異常に見えてしまう行動を取っている場合は副作用の可能性があります。 パーキンソン病治療薬の治験を行った例 治療薬開発には治験というものが行われています。 治験は実際に健康な人や患者に治療薬の候補を使用して効果や安全性を確認する試験のことを言います。 アジレクトというパーキンソン病治療薬は日本国内で早期、進行期のパーキンソン病患者を対象として治験が実施され、有効性と安全性が確認されて世界50か国で使用されています。既存の同じ仕組みの薬剤であるエフピーに比べると不眠症、心臓障害などの神経障害のリスクが少ないことが特徴となっています。 国内の治験では副作用が半数近く発生していてますが、既存のパーキンソン病治療薬に比べて大きな問題がなかったため2018年6月11日に発売されることとなりました。 副作用としてはジスキネジア、吐き気や頭痛、眠気、幻覚、ドパミン調節異常症候群など従来のパーキンソン病治療薬と同様の副作用が確認されています。 治療薬以外にも治療法が模索されていて、京都大学において2019年にiPS細胞を用いた神経細胞を治験参加者の脳に移植した治験を行っています。現在のところは目立った副作用もないとのことで今後の経過が注目されています。 パーキンソンの新薬について パーキンソン病治療薬は日夜開発が続けれ、治療薬の選択肢も増えてきました。 一時的に薬の効果が現れても徐々に症状が進行してしまう病気であるため副作用が出てもなかなか薬剤を中止することが難しいといえます。そのため治療薬の選択肢が増えることは患者にとってもいいことだといえます。 また、根本的な治療法が存在していなかったパーキンソン病ですが、iPS細胞の移植による治療法や核酸医薬品と呼ばれる遺伝子治療薬も開発が進んでいます。 核酸医薬品はパーキンソン病の発症に関わる遺伝子を抑制する効果があるため、パーキンソン病自体を起こさないようにすることが期待されています。 近い将来、パーキンソン病が難病ではなくなる日が来るかもしれません。 参考文献 パーキンソン病に第2の経皮吸収型ドパミンアゴニストが登場-日経メディカル 覚醒剤原料にあたらないMAO-B阻害剤-日経メディカル パーキンソン病と消化管運動機能障害(L-DOPA血中濃度との関連性) Parkinson病患者の行動障害-Jstage パーキンソン病の治療-日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 アジレクト錠医薬品インタビューフォーム W_FORM iPS治験、順調に進む パーキンソン病3例実施-日本経済新聞 パーキンソン病の根本的治療に大きく近づく新規核酸医薬品の開発-国立医療研究開発機構[…]

てんかんは治るの?年齢別に見るてんかんの症状を薬剤師が解説
Categories

よくある疑問 てんかんは治るのか? てんかんが治る確率は? てんかんに悩む方々にとって「てんかんは治るのか」、「治る確率はどうか」といったことは一番の関心事だと思います。てんかんは異常な電気放電が脳の一部分から発生するものや、全体的に発生するもの、さらには年齢や発作の種類、脳波の状態で様々な分類に分けられます。その分類によって「完治するもの」と「発作を抑えることで治すもの」に分かれます。てんかん診療ガイドラインによると疫学的に約10%の人が年齢とともに完治するてんかんであると言われています。また、Lattanzi等によると70%の人は治療によって発作を抑えることが出来ると言われています。しかしながら、てんかんの種類によってその確率は異なるというのが事実です。 てんかんは完治する? てんかんは年齢とともに完治すると聞いたことがある方もいるかもしれません。そのてんかんは特発性部分てんかんと言われます。これはさらに2種類に分類され、脳波を取った時に脳の中心・側頭部に尖った波形(棘波)が検出されることが多い良性小児てんかん(別名ローランドてんかん)と、主に後頭部から異常放電を発するPanayiotopoulos型に分かれます。これらのてんかんは、小児で発症しやすく、その後年齢とともに完治すると言われています。その他のてんかんは年齢とともに消失をするのは珍しいと言える為、薬によって発作を抑えていくという方針になっていきます。 てんかんは手術で治る? 基本的には薬によって発作を抑えていきますが、てんかん発作の原因となっている脳の場所を特定でき、かつその部分を切除する場合は後遺症が残らないか後遺症が許容範囲内の時に手術が選択されます。脳の手術部分にもよりますが、海外の調査研究によると手術により約20%~50%の方は発作が収まったようです。日本でも手術後の発作再発率は年間数%であり、10年後も半数の方は発作がない状態が続いています。ただし、脳の手術はリスクを伴うので、もし手術の可能性を考えたい場合は担当の先生とよく相談をする必要があります。 てんかん発作は治る? てんかん発作を抑えようとする場合、治療としては最初に1種類の薬を少量から開始します(てんかん発作の種類によって最初に選ばれる薬は変わってきます)。その後、副作用等を見ながら少しずつ増量し、それでも発作が収まらない場合は次の候補薬をまた少量から始めます。1種類の薬で収まらない場合は、2種類以上の薬を使うこともありますが、抗てんかん薬を正しく服用することで約70%の方は発作を抑えることができます。しかし中には薬が効かないてんかん発作もあり、一度発作が収まったとしても再発を繰り返す場合があります。このような場合は、現状日本では手術を検討するか、薬による治療で試行錯誤を繰り返していく形になります。 てんかんによる記憶障害は治る? てんかん発作で苦しんでいる方は、記憶障害について悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。実際にてんかんは脳が関連する病気であることから、てんかん発作やストレス、注意散漫、情報処理遅延、反応の遅延等が原因となって記憶を上手く引き出すことが出来ない場合があります。実際に行われる処置としては、 抗てんかん薬によって発作を減らす 抗うつ薬で精神的に不安定で不安な状態を解消する 睡眠の質を改善する 等がありますが、記憶が出来ない、あるいは上手く引き出せないという状態はてんかんを持っていない人でも起こりうることです。その為大きな引け目を感じることなく、まずは先生や医療従事者に相談してみると良いと思います。周りの人達からの理解を得られないと、それがストレスとなってさらに悪化することもある為、周りの人間の理解も必要です。また、大切なことはメモを取るようにするなど、自らの行動によって記憶障害を治していけることもあります。 年齢別に見るてんかん治療の特徴と違い 大人のてんかん治療 初めて発作が起きてから5年以内にまた発作がでる確率は約35%となっていて、2回目の発作が起きた後、1年以内に発作がでる確率は73%となっています。その為、大人のてんかん治療を開始する基準は、通常発作が2回起きた後となっています。女性の場合、出産ができる年齢の為、その点は心配かと思います。しかし、多くのてんかんは遺伝せず、抗てんかん薬を服用していても問題なく健康な子を出産する方も沢山いらっしゃいます。もちろん薬や投与量によって胎児への影響は変わってきますが、基本的には催奇形性の少ない薬剤1種類で治療し、投与量を必要最低限にすることでリスクを下げられます。また、経口避妊薬を用いることもあるかと思いますが、てんかん薬の中には避妊の効果を下げる薬もある為、併用薬は必ず医師または薬剤師にお伝えください。運転に関しては、てんかん発作が落ち着いており、医師が運転可能と診断した場合は運転が許可されることもあります(詳しくは道路交通法や自動車運転死傷処罰法を確認してください)。 思春期のてんかん治療 思春期のてんかんは、治療方針上では小児てんかん(生後1か月から18歳前後)という形で分類されます。思春期にてんかんの症状がでると学校生活や友達との関係が不安になるかと思います。特にてんかん発作が意識喪失を伴う場合やけいれんを伴うものである場合、その不安はさらに大きくなると考えられます。また、勉強面でも記憶障害等が懸念になるのではないかと思います。しかし、どのような発作の種類であっても治療法や推奨される薬剤は確立されており、発作を抑えることは可能です。 記憶障害に至っては心理状況やストレスに依存することが多い為、周りの大人からの理解や家族のサポートによって悪化を防げる可能性があります。 子供のてんかん治療 小児または子供の時にてんかんを発症してしまうと、ご家族はとても心配になるかと思います。ある種のてんかんは子供では発病率が高いと言われる為、けいれんが起きた際、てんかんを疑うかもしれません。しかし子供の場合は熱性けいれん等、てんかんではない症状も多く注意が必要です。治療法に関しては、子供だとしてもしっかりと確立しています。なかには難病と言われる小児てんかんもありますが、全体の10%程度と言われ、頻度は低くなっています。たとえその難病であっても海外では新たな治療薬が注目されていることもあり、発作は十分にコントロールできる可能性があると言えます。 高齢者のてんかん治療 高齢者の場合は、初めてのてんかん発作後も60%から90%が再発する為、1回目から治療を開始することが多くなっています。この点では、てんかんを発症する確率は大人よりも高いと言えます。また、高齢者ではてんかん発作以外にもその他の疾患を持っている方が多く、治療法などが心配になるかと思います。しかし、他の疾患がある場合と無い場合で推奨される薬剤も変わってくるなど、治療法は確立しています。また、腎臓の機能が下がっている方には、肝臓で代謝される薬を使う場合や、逆に肝臓の機能が下がっている方には腎臓で代謝される薬を使う場合がある等、身体に大きく負担をかけないように治療することもできます。 参考Webサイト Simona Lattanzi, Francesco Brigo, Eugen Trinka, Gaetano Zaccara, Claudia Cagnetti,  Cinzia Del Giovane et al. Efficacy and Safety of Cannabidiol in Epilepsy: A Systematic Review and Meta-Analysis Téllez-Zenteno F […][…]


RECENT POST

What’s New

無料健康相談を開始しました。
Categories

日本から胃腸科ご専門でがん治療に携わっておられた疋田先生に、タイに来ていただきました。 まずは、一般的な無料健康相談、をオンラインで始めることにいたしました。 詳細は下記のリンクからご覧くださいませ。 https://docs.google.com/presentation/d/1ojKABXgqXygcWF3af-6JhrvMigq45DiXttBoyn4PNBI/edit?usp=sharing 疋田先生からは常時、医療大麻関連情報をこのmedical-leaf.comのホームページにポスト頂けると思います。[…]

抗てんかん薬に見られる副作用とは?イライラや症状悪化も
Categories

てんかんの薬で副作用が出るケースとは 薬には、治療上で有効となる効果とは別に体にとって都合の悪い効果が出ることがあります。全てのお薬には副作用がつきもので、てんかんのお薬についても例外ではありません。 しかし、副作用の種類や発現時期については人によって様々で副作用がでない方もいます。一般的にてんかんのお薬で副作用が出やすいケースとしては以下のものがあります。 薬の飲み始めたとき 服用量が多い 服用していた薬を自己判断で急にやめたとき アレルギー反応によるもの お薬を初めて飲む場合には薬の効果や副作用の有無を確認しながら、少量から徐々に服用量を増やしていくことが多いです。 また、症状が無くなったからと言って自己判断で薬の服用を急にやめると薬剤の血中濃度が急激に変化して副作用がでやすくなります。 抗てんかん薬に見られる副作用の種類 抗てんかん薬に見られる副作用の種類は、下記の通りです。 精神症状 情緒不安定 認知機能低下 体重増加 それぞれ順番に解説していきます。 精神症状 てんかんが脳神経の異常興奮が原因であることから、てんかんの治療薬も脳神経に作用するように作られています。そのため、てんかんの治療薬を使用することで精神症状が現れてしまうことがあります。 例えば、気分が落ち込んで悲観的な考えに縛られて、行動する意欲や楽しいという感情が低下してしまう「うつ状態」や存在しない声が聞こえる幻聴や存在しない物が見える幻視が起きたり、事実ではないことを事実と信じ切ってしまう妄想などが発現する「幻覚妄想状態」があります。 これらの副作用は自分では気付きにくいので周りの家族や友人が注意する必要があります。 情緒不安定 うつ状態や幻覚妄想状態とは別に情緒が不安定になる方もいます。 てんかんのお薬は脳の異常興奮抑える特性から、気分を調整する作用を持っている薬剤も存在して、イライラした気分を落ち着かせるものと落ち込んだ気分をあげるようにするものがあります。 薬の作用が悪い方向に働くとさらに気分が落ち込んだりしてうつ状態へ繋がることもあります。また、イライラが強くなって攻撃的になったり、突発的な行動が止められなくなり周りから見たら異常な行動をとってしまうこともあります。 小児では多動が伴うこともあります。 認知機能低下 てんかんの薬によって脳の異常興奮を抑えるだけでなく、正常の機能まで低下させてしまうこともあります。 理解、判断、記憶、計算、学習、言語などに関わる能力のことを認知機能といいます。これらの機能が低下することで、仕事や学校での学習、友人や家族との会話など日常生活において大きな支障をきたすことになってしまいます。 高齢者の場合には認知症と間違われてしまうこともあるので注意が必要となります。 体重増加 脳の中には食欲を調節する食欲中枢という部分が存在しています。てんかんの薬の中にはこの食欲中枢を刺激してしまうものも存在しています。 食欲中枢が刺激されることで食欲が止まらなくなるので太ることがあります。 逆に食欲中枢が抑制されてしまう方向に作用すると食欲不振になって体重が低下することもあります。 その他にも眠気、めまい、吐き気、ふらつき、脱力感、歯茎の腫れ(歯肉増殖)、尿路結石など様々な副作用が存在しています。 てんかん症状や発作を悪化させる可能性がある薬 てんかんのお薬の中にはてんかんを悪化させたり誘発させてしまうものも存在しています。てんかんの薬でてんかんが誘発されるのは不思議なことですが、特定のてんかんには効果があるが、その他のてんかんを誘発してしまうパターンと過量投与でてんかんが誘発されてしまう場合があります。 クロナゼパム 睡眠中に目を開いて呼放が乱れるなど軽度の強直発作を誘発することがあります。日中には気づかれにくいため放置されることもありますので注意が必要です。 カルバマゼピン 欠神発作、ミオクロニー発作を誘発することがあります。 欠神発作は痙攣を伴わず数十秒間にわたり意識がなくなる発作です。 ミオクロニー発作は全身か手足の一部の筋肉がピクッと収縮する発作でひどくなると転倒したり、持っているものを投げてしまうこともあります。 高濃度フェニトイン 発生頻度は高くはありませんが、発作の頻度を上昇させるという報告がされています。 フェノバルビタール 過量投与することで欠神発作を誘発することがあります。 上記以外にも様々なてんかんの薬にはてんかんを誘発するものが存在しますが、症状がでたからといって急に薬剤の服用をやめてしまうと離脱性発作というものを起こしてしまうので徐々に減らしていくことが必要です。 副作用への対処法、付き合い方 てんかんの薬を服用して副作用が出たとしても自己判断でやめないで、すぐに医師に相談することが大事です。薬の服用を止めることで発作を誘発してしまうことがあるからです。 また、発作が繰り返して起きてしまう場合には日常生活を送ることが難しくなったり、症状が進行することで命に関わってしまうこともありますので、副作用が出たとしても治療効果と副作用のバランスを見ながら服用を続ける必要がある場合もあります。 わずかな変化でも副作用の前兆であることもあります。てんかん薬の副作用について知識があれば些細なことでも気付きやすくなります。 気になることがあればすぐに主治医に相談しましょう。 参考文献 抗てんかん薬の副作用 – […][…]

【薬剤師が解説】パーキンソン症状の薬の副作用と対策
Categories

  パーキンソン病は、脳の「運動を調節する部分」が障害され、体をスムーズに動かせなくなってしまう病気です。 私たちは体を動かすとき、脳が『ドパミン』という物質を出して、体をスムーズに動かせるように調整しています。しかし、脳のドパミン神経細胞に変性が起きてこの『ドパミン』が不足してしまうと、脳は必要以上に運動にブレーキをかけ、スムーズな動きができなくなってしまうのです。 その結果、動きがゆっくりになったり、腕の曲げ伸ばしがしにくくなったり、転倒しやすくなったり、じっとしているときに手足や顎が震えるようになったりします。 これらの症状を改善するために、不足した『ドパミン』を補う薬物治療が有効です。 パーキンソン病の薬を服用してあらわれる副作用 治療の中心は、ドパミン前駆物質L-dopaやドパミン受容体作動薬による、不足した『ドパミン』の補充療法です。 脳には“血液脳関門(BBB)”という血液から脳への物質の移行を制限する機能があります。 ドパミンを直接服用してもこのBBBにはじかれてしまうため、BBBを通過できるドパミンの前駆物質L-dopaを服用します。 これらはパーキンソン症状に効果があり、特にL-dopaは最も有効な治療薬ですが、副作用もあります。 ドパミンが過剰になり起こる副作用 まずはドパミンが過剰になり起こる副作用について解説をしていきます。 消化器症状;悪心・嘔吐・食欲不振・便秘 ドパミン受容体は脳だけでなく消化管にも存在します。脳に移行しなかったL-dopaが末梢でドパミンに代謝され消化管を刺激することで起こります。 【対策】 L-dopaの服用を食直後にすると、消化管への刺激を軽減することができます。 末梢でのL-dopaの代謝を阻害するカルビドパの合剤を使用することで、消化管への刺激を抑えられます。 食前に制吐薬を服用することで吐き気が抑えられます。 不随意運動(ジスキネジア) ジスキネジアとは、無意識に四肢や口が動いてしまう症状のことを言います。ドパミン神経細胞の“線条体”という部分でドパミンが過剰になっているために起こります。 【対策】 服用量を減量します。 “線条体”からのドパミン放出を促進する薬を併用します。 精神症状(幻覚・せん妄・不眠・突発的睡眠) ドパミンは気持ちを興奮させたり緊張させたりする神経伝達物質です。そのため脳の中でドパミンが過剰になると幻覚・せん妄・不眠などが起こると言われています。 【対策】 服用量を減量します。 循環器症状(起立性低血圧・下腿浮腫) ドパミン受容体は脳だけでなく心臓にも存在します。脳に移行しなかったL-dopaが末梢でドパミンに代謝され心臓にある受容体を刺激することで起こります。 【対策】 末梢でのL-dopaの代謝を阻害するカルビドパの合剤を使用することで、心臓への刺激を抑えられます。 低血圧治療薬を併用することで立ち眩みが抑えられます。 下腿のマッサージや利尿剤の服用で浮腫を改善することができます。 長期服用で起こる副作用 次は長期不要で起こる副作用について解説をしていきます。 wearing-off現象 脳にあるドパミン神経細胞の変性が進行し、ドパミンの貯蔵能力が低下するために起こります。L-dopaを服用して数年後から症状がみられます。 L-dopaを補充してもドパミン神経細胞で貯蔵することができないため、ドパミンが一気に放出されてしまい、持続時間が短くなります。また、一気に放出されている時と枯渇した時の濃度変動が大きいため、ジスキネジアの症状が悪化することもあります。 on-off現象 非常に稀ですが、服薬時間や血中濃度に関係なくパーキンソン症状が突然悪化または軽快する現象をいいます。L-dopaの濃度変化やドパミン受容体の感受性の変化が原因と考えられています。 【対策】 L-dopaの服用回数を増やすことで、薬効の持続時間を延長します。 L-dopaより効果は弱いですが、作用時間が長く、より血中濃度が安定するドパミン受容体作動薬を併用します。 血中でL-dopaが分解されるのを抑えるCOMT阻害薬、脳内でドパミンが分解されるの抑えるMAO-B阻害薬を併用します。 血中でL-dopaが分解されるのを抑えるCOMT阻害薬、脳内でドパミンが分解されるの抑えるMAO-B阻害薬を併用します。 L-dopaの作用増強、持続時間延長効果のあるドパミン賦活薬やアデノシン受容体拮抗薬を併用します。 急激な中断で起こる副作用 続いて急激な中断で起こる副作用について解説していていきます。 悪性症候群 詳細な原因は不明ですが、ドパミン神経の急激な機能低下が関係していると考えられています。 高熱や意識障害のほか、筋固縮、横紋筋融解によるミオグロビン尿(赤褐色尿)などがみられます。 【対策】 治療が遅れると死に至る場合もあるため早期発見し重症化を防ぎましょう。 L-dopaの投与を再開し、その後漸減していきます。 十分な輸液の投与と身体を冷却します。 […][…]


About us

メディカルリーフについて

メディカル・リーフは、日本国内では治療をうけることのできない医療大麻の情報を提供するWEBメディアです。


About Us

KNOWLEDGE

医療用大麻とは

エンド・カンナビノイド・システムの発見から「医療大麻」へ

1990年代にアナンダミドと2-AGと呼ばれる化合物が世界で初めて発見されました。そして、ほぼ同時期にそれらと結びつく体内の受容体の存在も明らかにされました。

神経細胞上に多く存在するCB1と免疫細胞上に多く存在するCB2です。

これらは免疫、食欲、感情、認知、運動など様々な身体の調整機能への影響が研究され、これらの身体調節機能は、「エンド(内因性)・カンナビノイド・システム」と呼ばれるようになります。

加齢やストレスによりこれらの化合物がが不足すると、様々な疾患になることが明らかになっています。

大麻の薬理作用は、これらの化合物(カンナビノイド)を補い調整することから、パーキンソン病、がん疼痛、難治性てんかん、糖尿病、潰瘍性大腸炎などの様々な慢性疾患への応用が期待されています。

Medical cannabis

Parkinson’s disease

Epilepsy

Medical tourism

carousel

Gallery

医療大麻の効果は今や世界で大きな注目を集めています。

 

DSC_4933-150x150

 

doc_01-150x150

 

cbd-assorted-products-3465383-scaled-e1593428694403-150x150

 

man-doing-a-sample-test-in-the-laboratory-4033148-150x150

 

person-holding-container-with-seaweed-2280568-150x150

 

ss2020-08-28-13-150x150

何かご質問はありますか?

お気軽にご相談ください


Contact


Recent Posts

Our Blog

薬剤師によるパーキンソン病の新薬まとめ2020年版

 

Categories
Drs’ voice, パーキンソン病パーキンソン病の新薬が増えている パーキンソン病の新薬が続々と開発されてきているのをご存知ですか? パーキンソン病は50〜65歳頃から発症することが多く、高齢になればなるほど発症確率は上がってきます。 […]



Read more

てんかんの薬物治療と開頭手術の判断はどのようにするのか?食事などでできる日々予防策

 

Categories
難治性てんかんてんかんの診断の具体的方法 てんかんとは、国際てんかん連盟が定義している以下の3つの項目 24時間以上の間隔で、少なくとも2回の非誘発性発作(他の疾患や外傷等が原因で起こる発作ではないという意味)が生 […]



Read more

てんかんは治るの?年齢別に見るてんかんの症状を薬剤師が解説

 

Categories
Drs’ voice, what’s new, 難治性てんかんよくある疑問 てんかんは治るのか? てんかんが治る確率は? てんかんに悩む方々にとって「てんかんは治るのか」、「治る確率はどうか」といったことは一番の関心事だと思います。てんかんは異常な電気放電が脳の […]



Read more

抗てんかん薬に見られる副作用とは?イライラや症状悪化も

 

Categories
what’s new, 難治性てんかんてんかんの薬で副作用が出るケースとは 薬には、治療上で有効となる効果とは別に体にとって都合の悪い効果が出ることがあります。全てのお薬には副作用がつきもので、てんかんのお薬についても例外ではありません。 […]



Read more

1滴で劇的に改善!てんかん治療に利用されるタイの医療用大麻

 

Categories
Drs’ voice, 難治性てんかんてんかん発作は治るのか? てんかんは神経疾患の中でも最も身近で頻度が高いと言われていますが、まだまだ認知度が低く、日常生活をする上で社会から理解を得られずに苦しんでいる方が沢山いらっしゃいます。 てん […]



Read more

【薬剤師が解説】パーキンソン症状の薬の副作用と対策

 

Categories
what’s new, パーキンソン病  パーキンソン病は、脳の「運動を調節する部分」が障害され、体をスムーズに動かせなくなってしまう病気です。 私たちは体を動かすとき、脳が『ドパミン』という物質を出して、体をスムーズに動かせる […]



Read more

パーキンソン病は治る?具体的な治療法について解説

 

Categories
Drs’ voice, パーキンソン病パーキンソン病が完治することはあるのか パーキンソン病は現在の治療法では完治するのは難しいとされています。しかし、適切な薬物治療、リハビリテーション、手術を受けることで病気の進行を抑えることはできます […]



Read more

【元弁護士が解説】海外で医療大麻の治療を受けることは違法?合法?

 

Categories
what’s new, 法律日本では大麻の所持や栽培、譲受などの行為が「大麻取締法」によって禁止されています。 では、仮に大麻が合法の国で日本人が大麻を使った治療を受けた場合、日本に帰国後に処罰の対象になるのでしょうか? 医療大 […]



Read more

医療大麻の治療が日本語で受けられるタイのセレン病院の医療ツーリズム・ツアー

 

Categories
Drs’ voice, タイ, 医療ツーリズム日本の医療の限界によって治らない病気に絶望を感じる人々が少なからず存在している。しかし、今、世界は思っているほど広くない。いつでも外国に行くことができる。そこでは日本では認められていない治療が合法的に […]



Read more


All Posts